2026.06.19
家族の平穏を強く守る「不動明王」の力
皆様、こんにちは。
5月も下旬を迎え、青森の山々は深く鮮やかな緑に包まれています。
さて、仏像のお話シリーズ。
今回は、一見すると少し怖いお顔をされている仏様、「不動明王(ふどうみょうおう)」をご紹介します。
お墓の入り口や、寺院の境内で、炎を背負い、剣を手にした猛々しい姿を見たことはありませんか?
「なぜ、お墓に怒った顔の仏様がいるの?」と思われるかもしれませんが、実はその表情には、とても温かい理由があるのです。
「怒り」は、深い慈悲の裏返し
不動明王の険しい表情は「憤怒相(ふんぬそう)」と呼ばれます。
これは決して怒鳴っているわけではなく、言うことを聞かない子を必死に叱る親のように、
「どんなことがあっても、あなたを正しい道へ導き、災いから守る」という強い決意の現れなのです。
災いを断ち切る「利剣」と、救い上げる「羂索」
右手に持つ剣は、私たちの迷いや邪悪な心を断ち切るため。
左手に持つ縄(羂索・けんさく)は、煩悩に縛られた人々を縛り上げてでも救い出すためのものです。
お墓における「守護神」の役割
お墓に不動明王を安置することは、ご先祖様が安らかに眠れるよう、
そしてお参りに来るご家族に悪いものが寄り付かないよう、力強い「ガードマン」として見守っていただくという意味があります。
「優しく見守る仏様もいいけれど、力強く家族を守ってくれる存在が欲しい」
そんな願いに、不動明王は一番に応えてくれる仏様かもしれません。
初夏の眩しい陽光の下で見るお不動さんの姿は、私たちに「明日からも強く生きていこう」という勇気を与えてくれるようです。
私たち「やまと石材」は、伝統的な彫刻から現代的な表現まで、お客様の「守りたい想い」に合わせたお墓づくりを大切にしています。
気になる仏像やデザインがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
日増しに暑くなってまいりますが、皆様どうぞご自愛ください。


