こんにちは!佐々木です。
時が経つのは早いもので、今日から12月です。
インフルエンザも県内全域警戒レベルです。
皆様、健康には十分ご留意願います。
さて・・・唐突ではありますが
お釈迦様の幼年期のお話を・・・
お釈迦様はインドのシャーキャ族の王子として生まれ
父、浄飯王から「シッダールタ」と名づけられました。
シッダールタは幼少期から文武両道において
そのすべてに並外れた才能を持っていたということですが
12歳の春に大きな転機が訪れました。
五穀豊穣を祈る鍬入れ式の際、牛が犂を引いて
田を耕す行事があり、そこでシッダールタは
あることを目にしたのです。
耕した土の中から小さな虫がはい出します。
その虫を一羽の小鳥がついばみました。
そこへさらに大きな猛禽がその小鳥に
爪をかけ飛び去った場面です。
まさに「弱肉強食」の世界です。
それを見たシッダールタは深く物思いに沈み、
木の下で瞑想に入りました。
その間、太陽は東から西へ動き、
それに合わせて木々の影も移動していきます。
しかしシッダールタが座している木の影だけは、
その場を動くことなく彼の上に影を
落としていたということです。
それを見た浄飯王はシッダールタを案じ、
何とか彼の出家への道を諦めさせようと
様々な贅沢を与えたということです。
しかし、それでもなおシッダールタの
人生についての悩みは深まるばかりでした。
(参考資料:早稲田大学教授 大久保良峻 監修
「仏教と仏事のすべて」より)
いかがでしたでしょうか。
お釈迦様が出家に赴くきっかけとなりました
幼年期の出来事。
特に弱肉強食の世界を垣間見たお話は、
ご存じの方も多いかと思われます。
いずれにしましても、凡人を絵に描いたような
私の幼年期と比べると(比べることすらおこがましい!)
お釈迦様の凄さにあらためて気付かされます。


