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2025.09.15
鎌倉時代に生まれた新しい仏教
鎌倉時代は「保元・平治の乱」 が起こり、貴族の勢力が衰えて武士が台頭した時代です。
時代の流れの中、人々の心は乱れて不安定だったので、心の支えを求めていました。

しかし、当時の仏教は「修行をしたものが救われる」というものだったので、
すごくハードルが高くて一般の人にとって信仰しにくいものでした。
そこで、そういう人々を救うために新たな仏教の宗派ができました。

「ひたすら唱えればOK」浄土宗
まず1つ目は「浄土宗」です。
この宗派を作ったのは法然という人で、ひたすらに「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われるというものです。
それまでの仏教は山で厳しい修行をしたものだけが救われるというものだったのに対して、浄土真宗では「南無阿弥陀仏」と唱えればよかったので、人々が信仰しやすく多くの人に受け入れられました。
ちなみに、法然は一年間に、約1500万回唱えていたと言われています。
実際どの位なのか調べてみると、1日で41095回、1日15時間起きていたとすると、1時間で45回唱えていたことになります。
修行しなければ信仰できなかった仏教が、唱えるだけで良くなったために親しみやすいものになりました。

「一回だけ唱えればOK」浄土真宗
次に2つ目は、浄土真宗です。
この宗派を作ったのは法然の弟子の、親鸞という人で、「念仏は唱えることではなく、唱えるときの気持ちが大切」という気持ち重視の宗派です。
先の浄土宗では、念仏をひたすら唱えることが大切とされましたが、浄土真宗は気持ちが大切なので唱える回数は一回で良く、さらに信仰しやすくなりました。
また、浄土真宗の考え方では万人は区別されることなく救われるとされています。(どんな人でもみんな救われるという考え方です。)
さらに浄土真宗では、悪人こそが救われるとされていました。
なぜかというと、悪人は善人よりも自分の悪いところを自覚しているからだそうです。
当時は僧侶が肉を食べることと妻を持つことが禁止されていました。
しかし親鸞は肉を食べ、妻をも持ちました。
自分の罪を自覚しているものこそが救われるため、肉を食べても妻を持っても自分の罪を自覚すればいいそうです。

「踊って念仏」時宗
最後の3つ目は時宗です。
この宗派を作った人は、一編という人です。
この宗派は前の宗派と比べてかなり変わっています。
この宗派では、踊って念仏をしました。
踊って念仏をすることで、神様に感謝、喜びの気持ちを仏様に伝えることができると考えられ、人々は踊り念仏をするようになりました。
修行をしないと信仰できなかったと考えると、すごいことだと思います。

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