2025.05.26
お釈迦様の誕生から見る「ウソ?」
こんにちは 佐々木です。
お釈迦様(釈尊)の生誕は紀元前463年とも
566年とも言われております。
その際のエピソードについては、
有名なお話なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
なんと!お釈迦様は母親の摩耶夫人の右のわきの下から
お生まれになったということです。
そしてすぐに立ち上がり、7歩あゆんで天と地を指差し、
「天上天下唯我独尊!」と宣言されたということです。
この言葉は「天上天下に、われほど尊いものはない」
という意味だそうです。ホントに凄いです。
でも、冷静になって考えてみると
「わきの下から生まれた?」「生まれてすぐに歩いた?」
など常識ではありえない出来事ですよね。
そのあたりについても少し触れてみたいと思います。
ウソも方便!?
釈尊にまつわる伝説は前述のほかにもまだまだあります。
一見突拍子もないような作り話のようにも聞こえますが、
実はその裏には釈尊の深い教えに関する意味が隠れているのです。
これを「方便」といいます。
これは、ある大切な事柄をわかりやすく表現するための
手段の一つということです。
「ウソも方便」という言葉は実は仏教用語だったんですね。
仏教にまつわる教えは、いろいろなお経として伝えられました。
実はそのお経も「方便」で語られております。
そして、その裏にある秘められた深い教えの意味を
読み取るためには「智慧」を働かせなければなりません。
その智慧を引き出すために、わざと「方便」を
使っているということです。
私のような凡人には、深すぎて困惑するしかありません。