鎌倉大仏
皆さんこんにちは
川原田です。
以前研修で
鎌倉大仏を見に行きました。
◆周辺にはとても貴重な石造物がたくさんあります。
鎌倉大仏の特徴は
像高約11.39メートル(台座を含め高さ13.35メートル)
重量約121トンもあります。
角張った平面的な面相、低い肉髻(にっけい、頭髪部の椀状の盛り上がり)
猫背気味の姿勢、体部に比して頭部が大きい点など
鎌倉期に流行した「宋風」の仏像の特色を示しており
鎌倉時代を代表する仏教彫刻として国宝に指定されています。
鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」によれば
北条泰時の時に、淨光という僧が
諸国を勧進して浄財を集めて歩き
暦仁元年(1238)3月から大仏と大仏殿を造り始めました。
そして大仏開眼は
5年後の寛元元年(1243)6月11日に行われました。
◆正面に「南無阿弥陀仏」その下に観音様が彫刻されています。
ここからが不運の連続です。
4年後の宝治元年(1247)に暴風雨の為に倒壊し
建長四年(1252)にあらためて金剛の大仏が造営され始めましたが
建武二年(1335)と志安二年(1369)の台風で倒壊します。
更に明応四年(1495)の大津波で押し流されてしまうなど
その事が原因で、現在の姿である「露座の大仏」となったそうです。
私たちは仏像を前にすると
自己を反省したり、厳かな気持ちになります。
無宗教が増えている中で
仏像や大仏を通じて、仏教の意外な一面を知ることで
仏像たちを
もっと身近に、感じることができるかもしれませんね。