読書の冬
こんにちは。
12日ぶりの投稿になります、総務課の安藤です。
ついに私も諦めて、上着を着て通勤するようになりました。
……と思いきや、あっという間に雪が積もってしまって、
薄手の上着を着たのはたった2、3日だけだったと思います。
冬用の上着に、次はマフラーを出さないといけませんね。冬用の靴も新しいものが欲しいです。
今年は中々雪が降らないなあと思いきや、急に冬になるんですから困ったものです。
さて、外に出るのが億劫になる冬と言う季節ですが(私は元々出不精なのですが…)、
だからこそ家の中で出来ること、出来る趣味があるとそんな季節も楽しく過ごせますよね。
このブログをご覧になっている皆さまも、そんな趣味がございますでしょうか?
私は小さい頃から読書が好きで、将来の夢は司書さんになることでした。
やまと石材に就職する前は何とか1回くらい本屋でアルバイト出来ないものかと粘ったものですし、
今でも書店員さんには憧れがあります。
最近はあまり読めていないのですが、そんなある日懐かしいタイトルをひとつ耳にしました。
「比類なきジーヴス」という本です。
皆さまも最近、耳にしたことがあるかもしれません。私も全国ニュースで耳にしたので。
皇后様が退位後、読むのを楽しみにしている、と挙げられていた本の一つらしいです。
この本は他にも何冊か発行されているいわゆるシリーズ物で、探偵物……にあたるのでしょうか。
降って湧いた問題を、タイトルにいるジーヴスがズバッと解決するのが全体の構成です。
何と初出は1916年。日本では短編集として編集されたものが文庫版で出ています。
人は死なないし、重大な事件が起きるわけでもない、ご近所探偵物みたいな本です。
ちょっと頼りないご主人様バーティと有能な執事ジーヴスの日常を描いた、穏やかで面白い物語です。
著者はP・G・ウッドハウスという外国人で、いわゆる翻訳小説になりますね。
翻訳小説ってちょっと文章が硬くて読書に慣れていないと読みづらいところもあるのですが、
ジーヴスシリーズは翻訳者の方がそれこそジーヴスのように有能なのでしょうか、
翻訳小説にありがちな硬さがなくて、ジーヴスの持つ日常的なユーモアを穏やかに楽しむことが出来ます。
トラブルメイカーたるご主人様の友人にはほんの少し腹立つこともあるのですが…!
文化の違い、価値観の違い、みたいな感じですね。外国のドラマを見てもたまに感じます。
小説ってどうしてもドラマチックなものが多くて、ちょっとそういう気分じゃない…みたいなこともあるのですが、
ジーヴスシリーズはいつでも気軽に読むことが出来る、温かいお茶みたいな本なのです。
此処までご覧いただきありがとうございました。
ついお墓には関係のない話を記事にしてしまいましたが、スタッフブログ、ということでご容赦ください。
残念ながらやまと石材で本は売っていませんが、
興味を持たれた方がいらっしゃったら是非近くの書店で注文してみてください。
もしかしたら話題作ということですっかり売れてしまっているかもしれませんので!
私も思い出していたらもう1回読み直したくなってきました。
それでは、また私の記事がお目に留まることがありましたらチェックしていただけると嬉しいです。
へばの!です。