親柱
親柱(おやばしら)』のお話
こんにちは、大澤です。
『親柱』という言葉をご存知でしょうか。
皆さんの町にも橋がありますよね。
その橋の両端四方に石などで作られた彫像的な物がそれです。
『親柱』とは何の為にあるのでしょうか。
実はただ置いてあるのではなく、橋の名前や(漢字とひらがな)川の名前、橋が出来た年月日などが記されているのです。
いわゆる、その橋や架かっている川の情報装置なのです。
数年前までは、あちこちの新設の橋梁工事には、必ず橋の四隅に石製の親柱が付いていましたが
お役所(国土交通省)から
「名所になっている橋か交通量が多く目立つ所の橋意外は、親柱を付けないか化粧型枠のコンクリートにしなさい」
との通達が出され、それ以来めっきり石の親柱が減ってしまいました。
コンクリートの化粧型枠で作ると、洗い出しやコンクリートで作ったお墓の外柵と一緒で何年かするとヒビや亀裂が入って見栄えの悪い物になるのですが。
そのようなご時世ですが、やまと石材では数々の橋梁の『親柱』の施工させて頂きました。
このほかにも当社で施工した親柱が数多くあります。
皆さんも橋を通る際には四隅に設置してある『親柱』をゆっくりと見て下さい。