蓮華ってな~に④
皆さん、こんにちは。
営業部の平田です。
先日、久しぶりに鯵ヶ沢にでかけてきました。
幼いころから夏になるとよく行っていたのですが
やはりなじみのある日本海の海を見るのはいいですね。
とてもリフレッシュできました。
さて前回から引き続き
「蓮華ってな~に」についてです。
仏教と蓮華
仏教や仏法をあらわす代表的な花はもちろん蓮・蓮華です。
有名な『法華経』の正式名は『妙法蓮華経』で、
「法華」(法の華)とは「大白蓮華」のことです。
奈良・東大寺の大仏様(=毘盧遮那仏)がまだボサツとして修業
されていたとき「蓮華蔵世界」を厳かに飾られ(荘厳され)た、と
『華厳経』にありますから、「華厳」の花は「蓮華」です。
その様子が大仏様の蓮台(蓮弁)にえがかれています。
密教(真言宗・天台宗)では、マンダラ(胎蔵界マンダラ)のまん中に
八葉の蓮華(中台八葉院)があり、その中心に本尊の大日如来が
おられます。
ちなみに墓石の蓮華台が八弁なのはここに由来しています。
また浄土宗・浄土真宗のお経『阿弥陀経』や『大無量寿経』などにも、
極楽浄土の蓮池には蓮の花が咲いている、と書いてあります。
もちろん禅宗(臨済宗・曹洞宗)の本尊・釈迦牟尼仏の像も
蓮華台に座っておられます。
このように、日本のすべての仏教宗派に共通して蓮華台が使われます。
それは蓮華が仏教の根本的なシンボルであるからにほかなりません。
著・小畠宏允
それではまた次回です。