蓮華ってな~に③
皆さん、こんにちは。
営業部の平田です。
六月も残りわずかとなりました。
2021年の上半期が終わろうとしています。
皆さま、上半期はいかがでしたでしょうか。
私は、大きな変化があった半年でした。
下半期も引き続き頑張っていきたいと思います。
さて蓮華ってな~にの続きです。
古代インドの蓮の花
インド原産の蓮(英語で「ロータス」)は古くから世界中に
分布していました。
古代エジプト(「神聖なロータス」)、ギリシャ神話
(「ロータス・イーター」=食蓮人)、
中国では仏教以前から、俗塵に染まない「君子の花」とされ、
日本の『古事記』や『万葉集』にも出てきますし、日本で最初に花が
造形されたのは六世紀の終わりでした。
それは飛鳥寺の蓮華紋の瓦だったそうです。(佐原真著・前掲書)。
古代インド(三千年前)では「ハスの女神」像が発掘されています。
蓮は女性の母胎(胎蔵)と考えられ、多産・生命の創造をあらわしました。
のちに豊穣・幸運・繁栄・長寿・健康の意味が加わります。
インド最古の文献『ヴェーダ』に、ハスの女神は、蓮の花の上に立ち、
蓮華の飾りをして誕生した、とあります。
紀元前五世紀に仏教がこうした風土の中に生まれると、
蓮華はおシャカ様の誕生を告げて花を開いた、
という伝説ができます(以上、『世界大百科事典』平凡社)。
著・小畠宏允
それではまた次回です。