海洋散骨
総務部の桜庭です。
ゴールデンウイークも後半になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
やまと石材は、ゴールデンウイークも休まず営業しておりますので、ご家族皆様でのご来店お待ちしております!
随分前の事ですが、海洋散骨をする方に同行する機会がありました。
散骨とは・・・
お墓に遺骨を納めるのではなく、海や山に遺灰を撒く事ですがどこに撒いてもいいというわけではありません。
条例で散骨を禁じている地方公共団体もありますので散骨の際は十分に注意が必要です。
私が同行した方は・・・
故人は、海上のお仕事をされていた方で、生前、遺骨は海へ撒いてほしいと遺言していたそうです。
事前に貸切っていた船へ乗り、岸から十分離れた散骨場所へ行きました。
そして、個人の好きだった音楽が流され、事前にパウダー状にされた遺骨(水溶性の袋につめたもの)が海へ撒かれました。
そしてお花の献花。
こちらも事前に茎や葉はカットされたものを準備されていました。
故人が好きだったお酒も手向けられました。
一通りの儀式が終了後、船は散骨場所を数周してお見送りをします。
その時に、献花したお花が一緒に渦を巻くように流れる姿がとても神秘的で
これが最後のお別れなのだと思うと・・・やはり涙がこみ上げてきました。
後々分かった事なのですが、船が散骨場所を数周するには、きちんと理由があるそうです。
それは人間は生まれる時、右回りに3回廻ってこの世に出てきて、
亡くなる時には左回りに3回廻ってあの世に還っていくという言い伝えから、なのだそうです。
散骨を終えてご家族は、悲しみの中でもとても満足された表情をされておりました。
何より故人が一番喜んでいることでしょう。
櫻庭