津軽の観音様 その3
皆様こんにちは、
弘前店の三浦です。
津軽三十三観音霊場のお話です。
津軽一円に広がる霊場ですが、
一番札所は弘前市内にあります
「久渡寺」くどじ・・と読みます。
真言宗のお寺ですが、
約200段の真っすぐな石段の参道
を登らなければなりません。
本尊は聖観音です。
この久渡寺ですが、
一番札所としてはもちろんのこと
「おしら様」のお寺としても有名です。
「おしら様」皆様おわかりでしょうか?
養蚕の神とも田畑の神とも、はたまた眼病の神様
とも言われているようです。
形は、わかりやすく言いますと
てるてる坊主(神様ごめんなさい)のような
お姿です。
きれいな着物をまとい
首には鈴と首飾りをつけています。
津軽では多くの家庭にいるようですが、
年に一度久渡寺に連れてきて
「遊ばせる」のだそうです。
そうしますと
「おしら様」の機嫌がよくなって
家族を守ってくれるのだとか。
何ともありがたい神様なのであります。