法話
こんにちは弘前店の三浦です。
先日知り合いの方が、最愛の息子さんをなくされました。
本当にお気の毒です。
お悔みの言葉もありません。
話は変わりますが、
岩手県は浄法寺町に天台寺という天台宗のお寺があります。
かつてそこの住職をされていたのがかの有名な
瀬戸内寂聴さんです。
現在は住職を退いていますが、
以前は境内で青空説法を開催していました。
近県の方はもちろん、
北海道や遠くは九州方面から訪れる方もいらっしゃいます。
毎回のことですが、寂聴さんが法話の中で必ず語りかけることがあります。
「この中で子供さんに先立たれた方は手をあげてください」
するとどうでしょう、私の想像以上に多くの方が手を上げます。
寂聴さんいわく
「この世で一番辛く悲しいことは、子供に先立たれることです」
前辻した知り合いの方が
「まさか息子の墓を建てることになるなんて・・・」
絞り出すような声で言われました。
なんの言葉もありません。
さまざまな事情でお墓を建てる方がいらっしゃいます。
お墓を建てることを生業にしている我々は、
そんなお客様の想いを形にするべく
誠実に、そしてあくまでも謙虚に、
お墓作りに取り組んでゆかなければならないと思います。