日本人の宗教観の変化
こんにちは。佐々木です。
みなさん、お墓参りは行かれましたでしょうか。
私の家のお墓は、青森市営の三内霊園にありますが
ここ数年の分散傾向なのか、コロナの影響なのか
あまり混んでない印象でした。
十数年くらい前は大渋滞だったのに・・・。
さて今回の話題は・・・
ご先祖様についての意識調査
これは、昭和28年から平成25年までの、
およそ60年にもわたる日本人の宗教観や
供養の実態についてのデータです。
(供養の情報誌「月間仏事」の2019年 2月号より抜粋)
設問は・・・
「あなたはどちらかと言えば、先祖を尊ぶ方ですか、
それとも尊ばない方ですか?」というものです。
その質問に対して「尊ぶ方」「普通」「尊ばない方」「その他」
から回答するものでした。
昭和28年には「尊ぶ方」と答えた方は全体の77%を
占めており、「普通」を含めるとなんと92%にまで及びます。
「尊ぶ方」だけに注目しますと、平成15年には
59%にまで落ち込んだ数値も平成25年には、
65%にまで増加しており、こちらも「普通」を合わせると
87%にまで占めるに至りました。
私たちが今あるのは、まさしくご先祖様が
いらっしゃったからこそです。
この結果が10年後、20年後にはもっと
伸びていることを望みたいと思います。
日頃の宗教的行事
次は平成24年に実施された
「日頃の宗教的行事」に関するデータです。
それによると「年に1回以上は墓参りをする」
と答えた方が67.6%もおりました。
複数回答ではありますが、本当にうれしいことです。
こうしたご供養に関する行動は、いずれも70代以上の
実施率が高いのですが、他の年代も墓参りについては
半数以上が行うと回答している結果となりました。
いずれにしましても、今後様々な流れの中で供養の形が変わり、
永代供養墓の増加や個人の無宗教化が進むかと思われます。
そのような中いつまでもご先祖様を思い、慕い、
これからの世の中を担っていく子孫のために、
この意識が薄れないことを願ってやみません。