戒名法名➁
こんにちは!
弘前店の梶清です。
今日は、戒名法名についてお話したいと思います!
日本人とお墓シリーズ 小畠 宏允著
「戒名法名ってな~に」より
戒名・法名のルーツは
中国や日本もむかしは、成人には「本名」で呼ぶことを避けました。本名には魂が宿っているので、みだりに呼んではいけない、という考え方です。
そこで人びとは、本名の代わりに「字」や「諱」を付けて呼びました。
「字」は、成人『元服』したときに着ける名前です。
「諱」とは「忌み名」のことで、人が亡くなると生前の本名で呼ぶことを避けるために付けます。
また、生前の功績をたたえて送る称号を「諡(おくりな)」といいます。古代中国の
<礼>のきまりで、中国の天子や日本の天皇あるいは朝廷から贈る「諡」を「諡号」といいます。弘法大師や伝教大師も諡号です。
中国では三〇〇〇年以上も前から「字」や「諱」、「諡(おくりな)」が定められ、日本にも影響を与えました。
後に中国や朝鮮から仏教が伝わり、「戒名」・「法名」という新しい名前が日本に入って来ました。
「法の名字の意。法号、あるいは法諱と称す。出家授戒の時、俗名を改めて授けらるる法の名字をいう。・・・・・・法名は授戒の後授けらるるが故に戒名とも称」す、と辞典にあります。(『望月佛教大辞典⑤』「法名」)。
もちろん、生前にいただく名前です。
日本人とお墓シリーズ 小畠 宏允著
「戒名法名ってな~に」より
次回は「戒名法名ってな~に」の続きです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!