憧れの『庵治石』
こんにちは、大澤です。
皆さんは『庵治石』という石をご存知ですか?
日本国内ではたくさんの銘石が採掘されていますが
私達、石に携わるものとして、あこがれの『石』とも言えます。
『庵治石』の歴史は古く
平安時代の後期およそ1000年前から使われていました。
髙松城や大阪城などにも使われているそうです。
瀬戸内海に面した四国の香川県の牟礼町と庵治町にかかる
八栗五剣山から産出されております。
きめ細やか地肌ゆえ風化に強く、磨けば磨くほど艶がでる石です。
特徴は「斑が浮く」とよばれる現象です
表面は黒雲母が交じり合った「まだら模様」
たいらな地肌が奥行を感じるかすり模様のように見えます。
また、大変硬度が高く、加工の難しい石でもあります
そのため、風化・変質の強く何百年前に彫られた彫刻も崩れたりしない
艶が褪せないなどの特徴があります。
もちろん、当社展示場にも展示してございます。
墓地で白御影石の特徴のあるお墓があったら
もしかしたら『庵治石』かもしれません。
是非、見つけてみて下さい。
それでは、ごきげんよう