年中行事あれこれ㉓
皆さん、こんにちは。
日ざしが暖かくて、まぶしい
うれしい時季になりましたね。
今回は年中行事のまとめとして
しきたりに関することわざをいくつかご紹介したいと思います。
・苦しいときの神頼み
日ごろは信仰には無関心なのに、いざ困った時が来ると、
にわかに神に助けを求めて寄進したり、社寺に出かけて祈願することをいう。
似たようなことわざに「せつないときの神たたき」というものもある。
・釈迦に説法
よくできた人に対して、未熟な人が知ったかぶりをしてお説法すること。
「釈迦に説法、孔子に悟道」ともいう。
・厄年の福は払い落としても、落ちず
厄年は悪いことばかりではなく、
福がついたときはずっとツキが落ちない、といわれる。
・吉凶は人によりて、日によらず
人が成功したり、失敗してりするのは
時や日によるのではなく、その人の行いによって決まる。
たとえ凶の日であっても、きちんとした行いをしていれば心配ない
ということ。
などなど‥
「ことわざ」「言い伝え」には明らかに時代錯誤と思われるものや
迷信・俗信に近いものなどもありますが、
長い年月を経て、伝え残されてきた「ことわざ」の多くは
現代人が耳を傾けるべき名言・警句が多く含まれているのも事実のようですね。
(※参考 日本のしきたり 飯倉晴武 編著 より)