年中行事あれこれ㉒
皆さん、こんにちは。
3月ももう半ば。
20日にはもう春分ですね。
あるテレビ番組で、
雪の多い東北地方は
雪の降らない地方と比べて
雪解けの〝春を待つ気持ちがとても強い〟
と伝えられていました。
本当にその通りです。
特に弘前のさくらを楽しみにしている人は
少なくないですよね。
本格的に活動的な春が始まりますね。
今回は時候のあいさつについてです。
四季の変化に富んだ日本では、
季節に対する感性が磨かれています。
日本人は季節の移り変わりにとりわけ敏感で、
手紙でも四季折々の情景を折り込んだあいさつ
で始めるのが習わしとなっていました。
ですが、手紙の冒頭で使われる時候のあいさつは、
旧暦の月の呼称や二十四節気にもとづいているので
現在の季節感とは多少、ズレが出てきているようです。
例えば、猛暑の日が続いていても、八月になれば〝晩夏の候〟と書くなど。
今では時候のあいさつの言葉そのものが、日常的に使われなくなっているものも
少なくありません。
〝頌春〟や〝啓蟄〟などがそれにあたります。
こうした慣用句にとらわれることなく、
現代ならではの季節感を盛り込んだ言葉で
書いても問題はないそうですよ。
それではまた、次回です。