年中行事あれこれ⑯
こんにちは。
今年ももう12月に入り、
明日7日は大雪(たいせつ)。
雪が多くなるとされている頃ですが、
今週の天気予報ではまだ雪が積もる感じはなさそうです。
お正月までは穏やかな天候だといいですね。。
今回はこの時季に行われる針供養についてです。
針供養とは、使えなくなった針を
豆腐やこんにゃくのようなやわらかいものに刺すことで供養し、
神社や寺に納め、裁縫の上達を祈る行事です。
最近は針仕事をする家庭が少なくなっていますが、
服飾に関わる企業や教育機関では、現在も供養の風習を大切にしているそうです。
事八日(事始め・事納め)の代表的な行事、針供養
針供養は、毎年、関西や九州では12月8日、
東海や東北では2月8日に行われることが多いようです。
古くから、2月8日と12月8日は、事を始めたり納めたりする「事八日(ことようか)」と呼ばれ、
様々な行事が行われてきました。
その代表的な行事が針供養です。
この事八日の2日間は、「事始め・事納め」とも言われ、神様をお祭りする日でもあります。
実はこの2月8日と12月8日は、神様を迎える行事と捉えるのか、
人の日常生活の期間と捉えるのかで、事始めの日と事納めの日が逆転するそうです。
地域や生活習慣によって意味合いや風習が異なる事八日。
私たちの生活の基盤である「衣食住」にかかわる大事な日として
覚えておきたい行事ですね。。
それではまた。