寿陵ってどんな墓②
こんにちは
営業の川原田です。
寿陵のお話の続きです。
有名な吉田兼好の
「徒然草」に
なんとあの有名な聖徳太子が生前に
お墓を建てた逸話があるようです。
また
「日本書紀」には
日本最大の
前方後古墳(大阪府堺市)を建てた
仁徳天皇が
「河内石津原(かわちいしつのはら)に
ゆかれて陵地(みさぎのところ)を定め
御陵(みささぎ)(天皇のお墓のこと)の築造を始めた」
という記録もあるようです。
ようするに
今から1500年以上もむかしから
日本には
生前にお墓をつくるという
「寿陵」の風習があったのです。
さらに昭和64年1月に
昭和天皇がお亡くなりになり
2月24日の大喪の礼(天皇のご葬儀)の後
その日の夕方に
「武蔵野陵」(東京八王子)で埋葬が行なわれました。
新聞やテレビでは大きく
報道がされていなかったようですが
ご生前に御陵が造られていたから
可能だったそうです。
つまり古代から今日まで
「寿陵」の習慣は生きていたことになるんですね。
次回に続く