大分研修⑧
大分県研修
皆さんこんにちは
営業部の川原田です。
財前家墓地
財前家墓地(ざいぜんけぼち)は
大分県杵築市大田小野1609番地にある墓地です。
この墓地にある石造宝塔1基は「財前家宝塔」として
1954年3月20日に国の重要文化財に指定されています。
◆国東塔や五輪塔などたくさんの石造物があります。圧巻です!
◆左の大きい国東塔が財前美濃守の墓と伝えられております。
また、墓地全体が大分県の史跡に指定されているようです。
紀氏(きうじ)の
血を引くと言われる国東地方の豪族財前家の墓地です。
小野地区の高台にあり3基の国東塔を中心に
国東塔 15基、宝篋印塔 2基
五輪塔 70基、板碑 14基の計101基の石塔・石碑が散在しています。
◆すべての石造物は今から約700年位前に作られています。
これらの石塔・石碑は鎌倉時代から南北朝時代にかけてのもので
このうち最大の国東塔は「財前家宝塔」として国の重要文化財に指定されています。
財前家墓地の中心にある総高2.97mの国東塔で
財前氏の祖先である財前美濃守の墓と伝えられております。
これには「元応第三祀歳次庚酉」の刻銘があり
鎌倉時代後期の元応3年(1321年)に建造されたものであることが分かっています。
また
「現世安穏後世菩提出離生苦法界衆生」との
文が刻まれていることから
被葬者の生前に建立された逆修塔であると考えられているようです。
ちなみに「逆修」には迷いにより
仏教における真理から離れることという意味もあります。
次回に続く