大分研修④
大分県研修
皆さんこんにちは
営業部の川原田です。
照恩寺宝塔
この国東塔は
椿八幡宮にあったものが
明治初年の神仏分離令による
廃仏毀釈の際に倒されて放置されていました。
◆国東半島独自の発展を遂げた宝塔です。
◆特徴のある相輪。一番上は珍しい火焔宝珠(かえんほうじゅ)型。
それを明治22年10月に照恩寺の
請負により現在地に移したものとされています。
この塔は1316年に建てられたと銘が彫られており
昭和25年8月に国指定重要文化財に指定されています。
五百羅漢
宇佐市江須賀にある東光寺には
喜怒哀楽の表情をした五百羅漢があります。
◆圧巻です。一体一体の表情が豊かで個性的な羅漢です。
東光寺は
貞治元年(1362)に臨済宗として開山し
戦国の世を経て
寺跡だけになっていたのを
17世紀半ばに再興されたと伝えられており
その後、曹洞宗に改宗し現在に至っている寺院です。
◆一人の石工によって500体以上の石像を完成させたようです。
五百羅漢は安政6年(1859)
15代住職道琳が干害に苦しむ農民を救いたいと
当時著名だった
日出の石工に制作を依頼したことが始まりで
明治15年(1883)までの
24年間に渡って521体もの羅漢像を彫り上げました。
◆奥には16羅漢、ご住職様の歴代のお墓もあります。
石仏の一つ一つを見ていると
身近な人々や懐かしい人の顔を思い浮かべたり
自分にそっくりな顔をした羅漢像に会えるかもしれません。
また、本堂の裏には十六羅漢と珍しい仏足石もあり
五百羅漢と共に宇佐市の有形民俗文化財に指定されています。
次回に続く