墓という字
皆さん、こんにちは。
営業部の平田です。
五月ももう終わりですね。
10連休からスタートした五月でしたが皆さま、いかがでしたでしょうか。
令和がスタートした月でもありましたが、私としてはとにかく暑かった…という一言でしょうか。
本当に先週の暑さには参りました。
まだ五月なのに30度越え…
家に帰ってからのアイスがとても美味しく感じました。
さて、今回は「墓」という字についてです。
この「墓」という文字、なんだか不思議な文字に見えませんか?
私には文字通り、土の上(地面の上)に立つ石塔に見えます。
「墓」は三千年以上前に中国で生まれた漢字です。
「土」と「莫(まく)」からできています。
「莫」はおおいかくすという意味なので、「墓」とは
土で死者をおおいかくす埋葬地のことです。
中国のお墓には、「先祖を大切にお祀りする」という重要な意味があります。
皇帝として初めて墓前で祭祀をしたのは、秦の始皇帝でした。
それまでは先祖の霊を「宗廟」でお祀りするだけでした。
古代日本も中国文化をとりいれました。
そして中国からお墓と一緒に「先祖を大切にお祀りする」考えが日本へ入ってきたのです。
それが古代日本の「古墳」です。
その考えは今へと続き、私たちのお墓まいり(先祖祭祀=先祖供養)として続いています。