十二支⑪
こんにちは、坂下です。
ようやく晴れの日が続くようになりましたね。
早く梅雨明けしてほしいですね。
ひと昔は、青森もこんなにジメジメしていなかったですよね。
今年の夏は、どうなるんでしょうか・・・
では、十二支の九番目「申」のことを取り上げますね。
申
申はサルを指します。サルは知能が高く、神の使いであると信じられてきました。よって、サルは賢者を象徴する動物となっています。
干支の猿にまつわることわざ等
・猿に絵馬
猿が馬の守護神とされていたことから、取り合わせのよいもののたとえ。
・猿に烏帽子
猿に烏帽子をかぶせたように、柄にもないこと、その人にそぐわない改まった言動などのことをいう。また、見かけばかりで、中身の伴わないことのたとえ。
・猿知恵
気が利いているようでも、実は浅はかな知恵のこと。まぬけな知恵。
・猿も木から落ちる
木登りの得意な猿でも、時には落ちることがある。その道に優れた人でも、時には失敗することがあるというたとえ。
・猿の尻笑い
自分のことを棚に上げ他人を嘲笑うこと。猿は自分の尻が赤いのがわからず、他の猿の尻を笑うということから。
・見ざる聞かざる言わざる
都合の悪いことや余計なことは、見ない、聞かない、言わないほうが良いということ。
・意馬心猿(いばしんえん)
走り回る馬や騒ぎ立てる猿のように、煩悩や欲望が激しく、心の乱れを抑えられないことのたとえ。
・猿猴(えんこう)が月を取る
猿が井戸に映った月を取ろうとして水におぼれたという故事から、身の程知らずの望みを持ったばかりに、失敗することのたとえ。
・沐猴(もっこう)にして冠す
沐猴とは猿のこと。猿が冠をかぶって気取っていても中身は猿だという意味から、見かけは立派だが、心が卑しく思慮分別に欠ける人物のたとえ。粗野な人間をあざけるときにいうことば。
次回は、酉の意味やことわざなどについてです。