先祖供養⑤
こんにちは!弘前店の植田です。
今日は「よいお墓ってあるの」についてお話します。
日本人とお墓シリーズ 小畠 宏允著
「先祖供養ってな~に」より
よいお墓と悪いお墓?
吉相のお墓や広い区画に立派な石材とすぐれた技術でつくられたお墓は、
見ていても気分がよいものです。
「すごいものだなぁ」と感心しますが、
そのお墓がかならずしも私のいう≪よいお墓≫であるとは限りません。
お墓には、墓相や外見の立派さとは別に、もっと大切なことがあるように思うのです。
それが今回のテーマです。
『深い河』とお墓
お墓にはたいてい亡くなった夫か妻、
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、
ご先祖様たちが眠っているはずです。
しかし生きている私たちはだれひとり、亡くなった経験がなく、
お墓に入ったことがありません。
そこで私は≪よいお墓≫をつくるには、
自分がお墓に入った時のことを一度じっくり考えてみて下さい、
これまでの「人生」を静かに振り返って下さい、と提案したいのです。
いま「人生」という言葉を使いましたが、それにはすこし理由があります。
遠藤周作さんの遺作『深い河』に「人生」と「生活」のちがいが書かれているからです。
(日本人とお墓シリーズ「先祖供養ってな~に」参照)
次回は、日本人とお墓シリーズ 小畠 宏允著
「よいお墓ってあるの」の続をお話します。
最後までご覧いただきありがとうございました!