先祖供養②
こんにちは!弘前店の植田です。
今日も前回の続きで、「先祖供養」
インド仏教の卒塔婆供養についてお話します。
日本人とお墓シリーズ 小畠 宏允著
「先祖供養ってな~に」より
そこでインド仏教の死者供養ですが、
まずお釈迦様のお骨(仏舎利)を納める
ストゥーパ(卒塔婆)に花やお香を供えて
供養・礼拝して、自分の功徳を積みます。
その功徳によって亡き父母たちの
あの世での幸福を祈ったのです。
中国仏教と先祖祭祀
中国に仏教が伝わり、
サンスクリットの「プージャ」という
言葉が「供養」と訳されましたが、じつは中国では、
仏教が入る前から「供養」という言葉が
儒教の書物の中にあったのです。
お釈迦様が生まれる前の、
紀元前二千五百年ころにできた『礼記』には、
朝廷がお年寄りや障害のある人たちを
扶養することを「供養」といっています。
また、紀元八〇年ころできた『漢書』では、
先祖の霊廟に供物を供えることを「供養」
といっています。
(日本人とお墓シリーズ「先祖供養ってな~に」参照)
次回は、「仏教と先祖まつりの結びつき」です。
最後までご覧いただきありがとうございました!