仏像あれこれ~⑥~
こんにちは
やまと石材で一番気持ちはフレッシュな宮崎です。
今回は仏像の衣装について色々と調べてみました。
仏(仏像)の位に関しては細かく分けると
<如来、菩薩、明王、天、羅漢>などいろいろあるので特に身近な“如来と菩薩”で比べてみたいと思います。
まずは
「見た目の違い」
◇如来→質素
◇菩薩→豪華
如来は袈裟と布、菩薩は煌びやかな宝飾や冠などがあしらわれています。
※左:釈迦如来、右:観音菩薩
「なぜ違いがあるのか?」
如来はさとりを開いた仏様
菩薩は修行中の仏様
という様に位が分かれています。
そして、元々お釈迦様は、王家の出身でしたが現世を憂い救うべく出家しました。
菩薩は出家した直後修行中である、王子時代の衣装を纏ったお姿
如来は衆生の救済のため、王子時代の衣服を売り(物々交換)悟りの境地に
たどり着いたお釈迦様のお姿がモデルになっています。
「おまけ?」
お坊さんにお渡しする<お布施>ですが、元々は字の通り「布を施す」という意味でした。
お釈迦様がさとりを開く為の修行中に、人々から着ている服を直すために布を施してもらったのが、始まりともいわれています。
人々の救済の為、自分はボロを着ても全く気にしないというお釈迦様の偉大さが伝わるエピソードですね。