仏像あれこれ~⑦~
こんにちは営業部の宮崎です。
皆様1度は目にしたことあると思われる仏像ですが、
立っていたり、座っていたり、寝ていたり色々ありますね。
仏様の姿勢により何か違いがあるのでしょうか?
チョット調べてみました。
【呼び名】
◇立っている仏像⇒立像(りゅうぞう)
◇座っている仏像⇒坐像(ざぞう)
◇寝ている仏像 ⇒臥像(がぞう)
【特徴】
◇立像⇒仏様がまさに、一切衆生(この世の生けるもの全て)を救済すべく動いているお姿。
◇坐像⇒どうしたら一切衆生を救済できるか、思案していらっしゃるお姿。
◇臥像⇒全ての煩悩が無くなり、入滅しようとしているお姿。※お釈迦様限定
こうやって調べてみると、仏像の姿勢1つとっても、
ちゃんと意味や目的がある事に驚きました。
次に仏像を見るときの見方が変わって来る様に思います。
【おまけ】
仏像の姿勢ですが、同じ仏教国であるタイでは圧倒的に臥像が多いのだそうです。
日本は坐像がとても多く、座り方のバリエーションも豊富です。
結跏趺坐(けっかふざ)、半跏趺坐(はんかふざ)、輪王坐(りんのうざ)、
跪坐(きざ)、倚坐(いざ)、半跏踏下坐(はんかふみさげざ)、遊戯坐(ゆげざ)
頑張っている姿、一歩引いた姿を美徳とする日本ならではかもしれませんね。