仏像あれこれ④
こんにちは。
青森本店営業部の宮崎です。
突然ですが、皆様仏像はお好きでしょうか?
あたたかい・・・
やさしい・・・
こわい・・・
など、仏像に対するイメージも人それぞれだとは思います。
仏像は私たちより、長い時を経験し
その時代時代の人々の想いがギューっつと凝縮されている気がします。
なので、仏像を見ると感動したり不思議な感覚を覚えたりするのではないでしょうか?
そんな仏像の魅力をお伝えするべく、シリーズでお届けしたいと思います。
第4回目は「口」です。
仏像の口の形にもいろいろあります。
つぐんでたり。
微笑んでいたり。形は様々ですね
特徴的な仏像では、髭が生えていたりします。
本来仏像は中性(男女は無い)ので、お釈迦様をモデルにしているのかもしれません。
中でも度肝を抜かれるのは、
「六波羅蜜寺の空也聖人像」です。
写真の様に口から何かを出しています!!
当時は仏教の経典を読むことで、功徳が積めるという信仰が一般的でしたが、
経典を手に入れて読むことなどは、お金もなく、学問もない庶民には絶対不可能な時代でした。
そうした庶民でもこの六字の念仏を唱えるだけで、
阿弥陀仏が自らの極楽浄土に招いてくれるという教えを広めたのが空也聖人です。
この様にしてみると、やはり仏像を作った人達の想いが込められていると思いませんか?
ただ、私が思う仏像の拝観で一番大事なことは
「Don’t think, feel!」(考えるな!感じろ!!)
に尽きると思います。
是非そこにある仏像の歴史や積み重ねられた人々の想いを感じてみてください。