仏像あれこれ③
こんにちは。
青森本店営業部の宮崎です。
突然ですが、皆様仏像はお好きでしょうか?
あたたかい・・・
やさしい・・・
こわい・・・
など、仏像に対するイメージも人それぞれだとは思います。
仏像は私たちより、長い時を経験し
その時代時代の人々の想いがギューっつと凝縮されている気がします。
なので、仏像を見ると感動したり不思議な感覚を覚えたりするのではないでしょうか?
そんな仏像の魅力をお伝えするべく、シリーズでお届けしたいと思います。
第3回目は・・・・「耳」です!!
仏像の“耳”ってすごく特徴があります。
現代で置き換えると”福耳”という事でしょうか?
なぜそこまで大きいのかというと
”大きな耳で全世界の衆生(生けるもの全て)の声を聞く能力がある”
という、慈愛の心を表現しております。
また、耳たぶに穴が開いている⇒悟りを開いた仏像
イアリング(ピアス)がある⇒悟りを開く前の仏像となります。
ほとんどの仏像がお釈迦様をモデルにしている為、
お釈迦様が出家する前の王子のお姿をモデルにしたものと
出家後のお釈迦様のモデルで耳にも大きな違いがあります。
機会がありましたら、耳にも注意して見るのも仏像を身近に感じる1歩かもしれません。
ただ、私が思う仏像の拝観で一番大事なことは
「Don’t think, feel!」(考えるな!感じろ!!)
に尽きると思います。
是非そこにある仏像の歴史や積み重ねられた人々の想いを感じてみてください。