今年も中止になりましたが・・・
設計部の山本です。
7月も後半に入り、本当であれば「ねぶた祭」が近づいてきてワクワクしている
はずでしたが、今年も中止が決まり残念です。ただ、去年と違うのは現在も新作の
制作が進行しているということ。
秋の代替イベントでお披露目されるらしいので楽しみです。
今回は気分だけでもということで、以前も紹介した「ねぶた」をイメージした
お墓に飾られている笛のオブジェをもう一度。
実物の寸法と同じく再現したこの笛ですが、その細さのため、加工中に折れる
リスクがあり、何軒かの工場に断られた経緯があります。
しかし、頼みの綱であった最後の1軒が引き受けてくれました。
台座も当初下駄のようなタイプを想定していましたが、雪での破損も考慮して
全体を支えるタイプに変更。また、笛の下になる面には台座にはめ込むような
凸型の背骨のような出っ張りを付けました。それにより笛の補強にもなりました。
イメージ通りに出来上がった写真がこちら
(穴の大きさや位置も再現してます。)
赤御影の台座に黒御影の笛がとても映えて気に入っています。
来年こそは、本物の笛の音を聞けるようになっていればと切に願う次第です。