お彼岸ってな~に③
みなさん
こんにちは営業の川原田です。
お彼岸ってな~に
の続きです。
お彼岸の由来
浄土宗や真宗で大切な
『感無量寿経』というお経には
極楽浄土を想い浮かべる13の方法が説かれています。
その第1は、正座して日没を観る『日想観』です。
日本に大きな影響を与えた
中国浄土教の開祖『善導』はこれについて
『その日は太陽が、真東に出て真西にしずみ
アミダ仏の国は日没のところ、真西の十方億刹の彼方にある』
と書いています。
どうもこれが
日本の『お彼岸』のルーツらしいのです。
平安時代中ごろから
お彼岸は『なき人をとむらい極楽浄土を願う日』として
さまざまな階層にまで広がったので
お彼岸にお墓まいりをする習慣が生まれたのはごく自然のことと言えます。
なぜ『彼岸』というの?
春、秋分のころを
なぜ『彼岸』というのでしょう?
『彼岸』とは『彼方のある岸』のことで
向こう岸です。
大きな海や川をはさんだ
こちら側は『此岸』です。
仏教では、二つの岸を
『悟り』と『迷い』の世界
あるいは
『極楽浄土』と『娑婆』にたとえます。
わたしたちには
『あの世』と『この世』と言いかえた方ががピッタリします。
次回につづく