お墓を閉じる?
こんにちは。佐々木です。
ご無沙汰している間にすっかり冬の気配です。
会社の道路沿いにあるイチョウの葉の掃除が大変です。
さて、季節のご挨拶はこれくらいにして本題を・・・。
今年もたくさんのお客様に展示場にご来場いただき
たくさんのお墓づくりのお手伝いをさせて頂きました。
本当にありがとうございました!
その中で最も印象的だった出来事をお話ししたいと思います。
実はその方は「お墓を建てる」のではなく
「お墓を閉じる」・・・いわゆる「墓じまい」でした。
「墓じまい」という言葉は、最近メディアでも取り上げられ
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
これは前回のブログで、弊社の川原田も伝えておりました。
このお客様は実は10年ほど前に当社で外柵(お墓の土台)を
新らしくされたお客様でした。
しかし、息子さん方は県外在住。お父様を亡くされ
お母様も息子さんを頼って県外に引越しをなされました。
そうなると心配なのが、今ある仏様の供養です。
お墓も青森にあり、仏様も当然青森です。
お墓参りをするにも、簡単にはいきません。
そこで、そのお客様はご家族さまでじっくり話し合いをされ
「墓じまい」をし、仏様の引越しを決意されました。
もちろん仏様は、県外の移転先でご家族を身近に感じながら
ご供養されることとなりました。
住職に拝んでもらい、お骨上げをされた時には息子さんも
安心されたご様子でした。
骨壺を大事そうに抱えていらっしゃる息子さんと、それを
見守る奥様の姿がとても印象に残っております。
その後、お墓は無事撤去され更地に戻りました。
■お墓が少しずつ撤去されていきます。
様々な事情から「墓じまい」をせざるを得ない方々が
増えてきております。
私たちにとっては「お墓づくり」が本来の仕事ではありますが
この「墓じまい」も仏様を大切に想う気持ちからだと思います。
なんとなくお墓を、仏様を粗末にしているような行動に
感じますが、実はその逆なんですね。
私たちもそのことに真摯に取り組まなければなりません。
同じようなお悩みをお持ちの方も多いと思います。
お気軽にご相談ください。