「墓じまい」は実は大切なご先祖供養
こんにちは。佐々木です。
最近、半袖の制服がいいのか、はたまた
ビシッと決めたスーツがいいのか悩む季節です。
朝は寒いけど、日中は汗ばむほどの陽気・・・。
風など引かないように気をつけます。
さて、本題ですが、最近(特に今年)は
いわゆる「墓じまい」の相談をお受けする機会が
非常に増えた感触があります。
お墓を閉じるということは、(言葉は悪いですが)
お墓を壊してしまうということにつながって行きます。
耳で聞くだけですと、なんかご先祖様を
粗末にしているような、そんな感覚です。
でも、よ~く考えてみると「墓じまい」って
その全く逆なんだな~ということに気付かされます。
なぜかというと、本当にご先祖様を粗末にするのであれば、
そのままお墓をほったらかしにしてしまうのではないで
しょうか。
ご先祖様を大切に思うからこそ、お墓を解体してでも
ご先祖様の行く先をしっかり確保し、自分たちの将来も
しっかり見定め、過去にも未来にもけじめをつける・・・
そんな行いが、「墓じまい」のような気がします。
実際、お骨上げなどでお客様と立会いしながら
お話を伺う機会がございます。
みなさん口々に、
「あぁ 安心した」・・・とか
「これで肩の荷が下りた」・・・などなど。
やはりご先祖様のことで気に病んでいて
その悩みが幾分和らいだ雰囲気が伝わります。
こうして考えてみると
お墓を建てることも、お墓を閉じることも
一応に過去と未来をつなぐ、大きな分岐点に
なっているような気がします。
その分岐点に携わることが出来る私たちの仕事は
本当に重要な位置にいると、あらためて感じました。
これからもおそらく増え続けるであろう「墓じまい」
少しでもお力になれるよう努力してまいります。