大分研修③
大分研修
皆さんこんにちは
営業部の川原田です。
文殊仙寺
国東半島のほぼ中央に位置する
文殊山 (617m) の東北側の中腹にある古刹です。
◆とても歴史があるお寺です。
648年、中国の五台山から迎えた文殊菩薩を本尊とし
役小角(えんのおずめ-役行者)が創建いたしました。
皆さんも一度は聞いたことがあるかと思いますが
「3人よれば文殊の知恵」の日本三文殊の一つとされています。
道の入口には仁王像が立ち
長い石段を登ったところに山門、客殿(不動堂)、鐘楼もあります。
◆巨大な灯篭。迫力があります。
何といっても日本一
大きいとされる高さ約9mの宝篋印塔は圧巻です。
さらに進むと本尊の
文殊菩薩が安置される本殿奥の院文殊堂があり
飲むと智恵が授かるとされる
「智恵の水」が岩窟から湧出しています。
◆造立年代は不明だが寺伝は慶安元年(1648)という古式の仁王像。
本尊は高さ約30cmの金銅仏で
秘仏とされ、第二次世界大戦前は33年に一度
戦後は文殊菩薩が
卯年生まれの守護仏とされることから
12年ごとの卯年の春の大祭の際に開帳されるようです。
◆日本一の高さを誇る宝篋印塔。隅飾りの反りが特徴。
境内や付近の森林には樹齢約1,000年のケヤキや
樹齢約400年のスギをはじめとする巨木が立ち並んでおり
文殊仙寺の自然林は
大分県の天然記念物に指定されるとともに
21世紀に残したい日本の自然100選に選ばれています。
◆十六羅漢像。一つ一つ丁寧に作られている。
境内および付近の奇岩の風景は
耶馬渓になぞらえて文殊耶馬と呼ばれおり
春は桜、秋は紅葉の名所にもなっています。
また、2018年10月15日には文殊仙寺境内を
中心とした『文殊耶馬』が国の名勝に指定されました。
次回に続く