大分研修②
皆さんこんにちは
営業部の川原田です。
岩戸寺
国東半島の中央にそびえる
両子山と文殊山の北東、国東町の北のはずれに位置する岩戸寺は
養老3年(719)に仁聞菩薩(にもんぼさつ)の
開創と伝えられる六郷満山末山(すえやま)本寺の一つでした。
◆国東塔(くにさきとう)は国重要文化財に指定されています
◆国東半島独自の宝塔で国東の地名をとって1914年に命名されました
全盛時には
山六坊、里六坊の十二坊を有し
六郷満山のなかでも
民衆教化・布教の地として重要な地位にありましたが
兵火に遭って
全山焼失した後衰退しました。
◆背部に銘文があり文明10年(1478)に造立されたようです
満山寺院の特色である山寺形式をよく残し
本尊の平安後期のカヤの一木彫の本尊薬師如来像をはじめ
寺の裏手にある
高さ約3.3mの国東塔は国の重要文化財に指定されております。
◆石幢。六地蔵・阿弥陀三尊・閻魔大王が彫刻されています。
弘安6年(1283年)の銘があり
国東半島にある国東塔の中で最古と言われているようです。
また銘のあるものとしては
最古のものと言われる仁王像など
多くの有形文化財を残している寺です。
そして、今では少なくなった
『修正鬼会(しゅじょうおにえ)』(国の重要無形民俗文化財)が
成仏寺と一年交代で行なわれています。
次回に続く