やまとのスタッフブログ

喪服の色は、黒?白?


こんにちは。青森店の佐々木です。

 

さて今回は、知っているようで実は知らない(と思われる)、

喪服についての豆知識をお届けいたします。

 

な、な、なんと実は、昔は白だったんですよ。

今では一般常識として考えられている黒の喪服。

長い日本の歴史をたどれば、白→黒→白→黒と流れています。

そう言えば時代劇の切腹シーン、白装束に身を包んでいますよね。

 

「日本書紀」などの古い書物には、当時は白だったと記録されています。

それが平安時代になると、法令で「天皇は直系二親等以上の喪の際には、

墨染の色を着用すること」と定められ、貴族の間で黒い喪服が

少しずつ広まり、平安後期に一般的に黒となったようです。

 

上級階級は白!?

ところが室町時代になると、また白が復活します。

その理由には諸説あろうかと思いますが、

この平安時代以降の黒い喪服は上流階級だけだったと

考えられています。

白布を黒く染めるには、染料も必要ですし、手間もかかります。

庶民(私のような?)にとっては「白」の伝統が守り続けられて

いたようですね。そしてその伝統が室町時代に上流階級に復活し、

またまた白が一般的になったと言われております。

 

庶民は意外と最近!?

このように、長い時間を「喪服は白」という伝統が続いていましたが、

それが崩れたのは明治に入ってからでした。

明治30年の皇室の葬儀の際、政府は黒い喪服が一般的だった

列強諸国の目を気にして、黒に統一されたのがきっかけでした。

 

しかし、一般庶民に黒の喪服が急速に浸透していったのは

戦後になってからだそうです。

その理由はというと・・・戦争中、戦死者を送る葬儀が増え、

汚れの目立ちにくく手入れのしやすい黒が受け入れられ、

先ほどの欧米諸国の影響もあり広まっていったそうです。

そして現在に至るわけですが、こうしてみると意外と黒の喪服は、

新しい歴史だったんですね。

 

今では本屋さんに行くと必ずある「冠婚葬祭のマナー」の本。

江戸時代のころにこんな本があったら、いったいどんなことが

書かれていたのかとても興味があります。

それにしても、私たちの生活の中で「これが普通でしょ?」

と思われていることにも、ちょっと歴史を紐解くと色んなことが

見えてくることに驚きを感じます。

もしかしたら私たちの時代に、

また白に変わる時が来るかもしれませんね・・・。

 

営業部・佐々木隆夫

やまと石材

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