キュウリとナスの盆飾り
こんにちは。佐々木です。
今年の夏は異常気象で「猛暑・酷暑」の連続でした。
青森は「ねぶたが終われば秋風が・・・」とよく聞きますが
まだまだ暑い毎日が続きそうですね。
決して過信せず、こまめな水分補給を心がけたいと思います。
さて今回は、お盆直前!まわりにちょっと自慢したくなる、
お盆ならではの豆知識をお話ししたいと思います。
お盆によく見る「アレ」は何!?
お盆と言えば、祖霊をお招きし、ご先祖様に感謝を
こめて祭る日本の大きな行事です。
そんな中で皆さん、いわゆる盆飾りで
キュウリとナスに割り箸を刺して飾ったことは
ありませんか?
私が子供のころ、当たり前のように飾っていたのですが
今思えば「あれは何??」という感じです。
でもこれにも深~い意味があったんですね。
ご先祖様への思いを込めて
まずは、キュウリとナスの形を思い浮かべてみてください。
キュウリは「馬」、ナスは「牛」を表しています。
名前は精霊馬(しょうりょうま)と言います。
お盆にはご先祖様を我が家にお招きし、盛大に祭る行事。
早く家に帰ってきて欲しいという思いから
足の速い「馬」を見立ててキュウリを使用します。
また逆にご先祖様が帰る時は
足の遅い「牛」を見立てたナスを使用します。
また、力強い牛にはより多くの供え物を乗せて
帰ってもらいたい!という思いも込められているようです。
ただし、地域や宗派によっては
「ゆっくりお迎えしたいので、迎え盆にナスの牛をつくり、
送り盆には迷わず帰ってもらいたいという
願いからキュウリの馬をつくる」
ということもあるそうです。本当に様々ですね。
こうして考えるとお盆のひとつひとつの飾りにも、
ご先祖様に対する思いが伝わるようです。
今ではあまり見られなくなったキュウリとナスですが、
今年は皆さんのお宅でも飾ってみてはいかがでしょうか。
お子さん、お孫さんと一緒に意味を教えながら
作ってみるのもいいですね。