インド研修⑨
皆さんこんにちは
営業の川原田です。
インド研修の続きです。
迎仏の塔(チョーカンディー・ストゥーパ)
サールナート僧院跡に向かう道中
僧院跡の手前約800mにあるのが迎仏の塔です。
お釈迦様が苦行を捨てられ
スジャータが供養した乳粥を召し上がられた時
一緒に修行をしていた5人の仲間は
「彼は苦行に絶えきれなくなり堕落した
彼を捨てて私達だけで修行を続けよう」と
お釈迦様の元を離れてこの地で修行をしていました。
悟りを開かれたお釈迦様は
最初の説法を修行仲間であった5人にしようと
この地を訪ねられた際
最初に出会った場所に仏塔が建立されました。
現在は仏塔の形は崩れており頂きには
16世紀に建てられたイスラムの八角形の塔が印象深くなっています。
この仏教聖地は
鹿野園(ろくやおん)と呼ばれています。
それはお釈迦様が
「鹿の多く住むところで悟りを開いた」というのが由来のようです。
因みに奈良県に
鹿野園町(ろくやおんちょう)という地名があります。
これは
お釈迦様が上記で述べたように
鹿の多く住むところで悟りを開いたとされる
伝承・及びその仏教聖地「鹿野園」にちなむ形で
奈良時代に日本へ渡来たインド僧
「菩提僊那(婆羅門僧正)」が
この地に「鹿野園」と
名付けたとされており相当な歴史を持つ地名となっています。
次回続き