インド研修⑧
皆さんこんにちは
営業の川原田です。
インド研修の続きです。
サールナート
サールナートはヒンズー教徒の聖地ベナレスの
北約10kmにあるお釈迦様初転法輪の聖地です。
お釈迦様が説法をされることを
法の輪を転じられることから「転法輪」といい
初めて説法をされた聖地であるので
「初転法輪」の聖地といわれています。
ブダガヤでお釈迦様といっしょに
苦行生活を送っていた5人の仲間は
乳粥の供養を受けた
お釈迦様の元を去って、この地で修行をしていました。
真理を得られたお釈迦様は
最初に誰に真実を語ればよいか逡巡された後に
この地で修行している5人が
適当であろうとこの地を訪ね、最初に説法をされました。
お釈迦様の説法を聞いた5人は
それぞれに法灯を灯してお釈迦様の弟子になられました。
ここはまさに「仏」と「法」、「僧」の
三宝が整った聖地であり、仏教教団が誕生した聖地です。
サールナートは遺跡公園として整備されていて
その中心となるのはが広さ約一万六千坪の広さを持つサールナート僧院跡です。
僧院跡には9世紀頃に建立されたとする
サールナート寺院の跡や紀元前3世紀に建立され
その後2回に亘って
拡張された跡を見ることができる仏塔跡
そして、多くの奉献仏塔が並ぶ参道などが
発掘されており当時の様子を窺い知ることができます。
特に、遺跡の南東角に位置する
高さ34mのダメーク大塔は印象的です。
ダメーク大塔は
5世紀に栄えたグプタ王朝時代の大仏塔だとされ
この地でお釈迦様が五人の修行仲間に
初めて説法をされた場所だとされています。
現在は上部の伏鉢部分が崩れていますが
鼓胴部には卍や唐草文様が残っています。
蓮や唐草模様の彫刻は
ここインドが発祥の地とされています
次回続き