お墓のデザイン変遷
こんにちは。青森店の佐々木です。
今年は梅雨明けも遅く、さらに例年ですと
町内のあちこちから聞こえてくる「ねぶた祭」の
お囃子も聞かれません。
なんか淋しい感じです。
さて、本題ですが・・・
まもなくお盆を迎えます。
みなさんお墓参りに行かれるかと思いますが
その時に、自分の家のお墓だけではなく
周りに建っているお墓も見てみてください。
皆さんのお墓の周りにはどのような形のお墓が
建っておりますか?
おそらく圧倒的に多いのは、従来の
「和型」というお墓かと思われます。
実は、お墓を建てる習慣が一般的になったのは、
檀家制度が確立した江戸時代中期のことです。
当初は個人または夫婦としてのお墓でしたが、
明治時代中期以降の家制度によって
「家単位」のお墓が定着していきました。
その後100年ほどは、お墓といえば縦長の三段になった
「和型」が主流でしたが、1965年頃の高度経済成長期以降は
ついにお墓にも洋風化の波が訪れ、お墓の世界にも
「洋型」が登場したということです。
一般社団法人「全国優良石材店の会」の調査によりますと、
2015年(平成27年)に初めて洋型が和型を
逆転するという、興味深い結果が出ております。
2018年には和型と比較して、いわゆる
「洋型・デザイン墓」の割合が60%にまで増加しております。
私たちやまと石材の昨年度の墓石建立実績も、
なんと77%の方が「洋型」で建立されております。
各ご家庭の生活様式の変化や多様化が、
お墓づくりにまでおよんでいるんですね。
この事実、あなた様は「びっくり!」と思われるか、
それとも「やっぱり!」と感じるか。
いずれにせよ、形にとらわれずにご先祖様のご供養を
されることが一番かと思われます。